相続とは、人が死亡することによって、その相続人が有していた財産や権利・義務を、法律の規定や本人の意思に基づいて相続人に承継させることをいいます。
死んだ人のことを、被相続人といいます。
法定相続人と相続分
配偶者(夫・妻)は常に相続人となります。次に、子が第一順位として配偶者とともに相続人になります。もし子がいなければ、第二順位直系尊属(父・母・祖父・祖母)が相続人になります。直系尊属もいなければ第三順位の兄弟姉妹が相続人になります。
法定相続分は、
- 配偶者と子 配偶者1/2 子1/2
- 配偶者と直系尊属 配偶者2/3 直系尊属1/3
- 配偶者と兄弟姉妹 配偶者3/4 兄弟姉妹1/4
相続人は一定期間内に相続の承認または放棄をしなければならない
相続人は相続開始を知った時から3カ月以内に、限定承認や相続放棄といった意思表示をしなければなりません。何もしないと、単純承認したものとみなされます。
遺言者はいつでも遺言を撤回できる
遺言は15歳になればすることができます。成年後見人の場合は、事理を弁識する能力を一時回復した時に医師2人以上が立ち合のもとですることができます。
前の遺言が後の遺言に抵触するときは、その抵触する部分については、後の遺言で前の遺言を撤回したものとみなされます。
遺言者が故意に遺言書を破棄した場合も同様に、撤回したとみなされます。
台風や地震と、大変なことが続いていますが(私の家も、停電が続きました)。
頑張って、宅建合格を勝ち取ってください!
小﨑:画